相続した家を売るときの流れ|登記・手続き・費用をわかりやすく解説
2025-09-26- トップページ
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相続した家を売るときには、通常の不動産売買よりも多くの手続きや準備が必要です。
「親から家を相続したけれど、自分は住む予定がない」「空き家のままにしておくのは不安…」と感じる方も多いのではないでしょうか。そんなときに検討されるのが 相続不動産の売却 です。ただし、売却には登記や費用、手続きなどをしっかり理解しておくことが重要です。
まず押さえておきたいのは、相続登記の義務化 です。2024年4月以降、相続を知ってから3年以内に登記を行う必要があり、放置することはできません。また、相続不動産を売却するには 相続人全員の同意 が必要で、兄弟姉妹の誰か一人だけが勝手に売ることはできません。
売却の流れとしては、まず相続人全員で 遺産分割協議 を行い、家を誰が相続するのか、あるいは売却して現金で分けるのかを決めます。その内容をまとめた 遺産分割協議書 があると、その後の手続きがスムーズになります。次に、名義を故人から相続人に変更する 相続登記 を行います。登記手続きは書類が多く複雑なため、司法書士に依頼 するケースが一般的です。
相続不動産の売却には、登記費用や司法書士報酬、仲介手数料、譲渡所得税、場合によっては解体費用や測量費などが発生します。これらを事前に把握しておくことで、売却後の手取り額を正確に予想することができます。また、共有名義の場合、相続人間の合意が得られずトラブルになるケースもあります。空き家を放置すると劣化が進むだけでなく、自治体から「特定空き家」に指定されるリスクもあるため、早めの売却や管理 が大切です。さらに、相続税の納税期限は相続開始から10か月以内と決まっているため、売却資金を充てる場合はスケジュール管理にも注意が必要です。
相続した家を売るには、遺産分割協議から相続登記、査定、売却活動、契約・引き渡しまでの一連の流れを理解し、費用や税金について把握しておくことが重要です。横浜市や川崎市で 相続不動産の売却 を検討されている方は、地域に詳しい リアルパートナーズ株式会社 に相談することで、スムーズかつ納得のいく売却につなげることができます。
「まずは査定だけ知りたい」「相続前の兄弟との話し合いに使いたい」など、具体的な方向性が決まっていなくても問題ありません。お気軽にご相談いただければ幸いです。
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