住宅ローンの借入額は年収の何倍まで?
2024-12-02- トップページ
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住宅ローンの借入額は年収の何倍まで? 賢い借入額の決め方
住宅ローンを組む際、多くの人が気になるのは「年収の何倍まで借りられるのか?」という点です。金融機関がローンの借入額を決める際、年収を基に審査を行います。そのため、年収に対する借入額の目安を知ることは非常に重要です。一般的に、住宅ローンの借入額は年収の5〜7倍程度が目安とされています。しかし、単に年収倍率を基に借入額を決めるのではなく、返済負担率や将来のライフプランを考慮することが必要です。
年収倍率と借入額の目安
「年収倍率」とは、年収に対して住宅購入金額の比率を示す指標です。例えば、年収500万円の家庭であれば、借入額はおおよそ2,500万円から3,500万円の間となります。これはあくまで目安であり、実際に借りる額は、購入する住宅価格や頭金の額にも左右されます。そのため、年収倍率だけでなく、返済負担率なども考慮し、慎重に借入額を設定することが大切です。
返済負担率を重視する
住宅ローンの返済計画で重要なのは「返済負担率」です。返済負担率は、年収に対する年間の返済額の割合を示し、家計にどの程度負担がかかるかを把握するための指標です。たとえば、年収400万円の家庭で月々10万円の返済を設定した場合、年間返済額は120万円となり、返済負担率は30%となります。
金融機関は、一般的に返済負担率を25〜30%を目安に審査を行います。返済負担率が高すぎると、家計が圧迫され、生活に支障をきたす可能性があります。そのため、無理のない返済計画を立てるためには、返済負担率は20〜25%程度に抑えることが理想的です。
年収別の借入可能額の目安
年収に対する借入額の目安をシミュレーションすることで、自分に適した借入額が見えてきます。例えば、年収400万円の場合、返済負担率25%で月々の返済額を8.3万円に設定すると、借入可能額は25年ローンで約2,075万円、35年ローンで約2,711万円となります。以下は年収別における借入可能額の目安(返済負担率25%、金利1.5%、35年ローンの場合)です。
年収 | 月々返済額 | 借入可能額(35年ローン) |
---|---|---|
300万円 | 6.25万円 | 約2,058万円 |
400万円 | 8.33万円 | 約2,711万円 |
500万円 | 10.42万円 | 約3,397万円 |
600万円 | 12.50万円 | 約4,083万円 |
700万円 | 14.58万円 | 約4,768万円 |
800万円 | 16.67万円 | 約5,454万円 |
年収倍率や返済負担率を基にシミュレーションを行い、自分の返済能力に合った借入額を設定することが重要です。ただし、金利や返済期間によって借入可能額は変動しますので、慎重に判断する必要があります。
無理のない返済計画を立てる
住宅ローンは長期間にわたる返済を伴うため、無理のない返済計画を立てることが不可欠です。月々の返済額を決める際には、将来のライフプランも考慮する必要があります。例えば、子どもの教育費や老後の生活費、家の維持費など、住宅ローン以外の支出も見越して予算を立てることが求められます。
また、金利が変動する場合も考慮し、将来的に金利が上昇した場合にも対応できるよう、余裕を持った返済計画を立てておくことが重要です。
まとめ
住宅ローンの借入額を決める際には、年収倍率だけでなく、返済負担率を重視し、無理のない返済計画を立てることが大切です。自分の返済能力に合った借入額をシミュレーションし、長期的に安定した家計を維持できるようにしましょう。
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