固定金利と変動金利、いま住宅ローンを組むならどっち?

2025-09-29

「いま、不動産は買い時です」——そう聞いて、気になっている人も多いのではないでしょうか。近年、物価上昇や建築コストの高騰を背景に、不動産価格は高止まり傾向が続いています。一方で、住宅ローン金利は依然として低水準。特に2024年から2025年にかけては、日本銀行の金融政策に注目が集まり、金利の先行きに不透明感も漂います。

そんな中、「固定金利にするべきか? それとも変動金利か?」という選択は、マイホーム購入を考えるうえで避けては通れない悩みの一つです。本コラムでは、両者の違いとそれぞれのメリット・デメリット、そして「いま」買うことの意味について考えていきます。

■ 固定金利と変動金利、その違いは?

まず、住宅ローンの「固定金利」と「変動金利」の違いをおさらいしましょう。

固定金利とは、融資を受けた月の金利が、返済期間中ずっと変わらないもの。フラット35などが代表的です。

変動金利は、半年ごとに金利が見直される可能性がある金利タイプ。借入当初は固定金利よりも低いことが多いのが特徴です。

どちらを選ぶかは、「金利上昇リスクに対する考え方」や「将来の収入の安定性」「ライフプラン」によって大きく異なります。

■ 変動金利の魅力とリスク

現在、多くの金融機関では、変動金利型の住宅ローンが0.6〜0.9%程度と、非常に低い水準で提供されています。これに対し、固定金利は1.8〜2%前後と、約1%の差があります。この金利差によって、同じ借入額でも月々の返済額に大きな違いが出てきます。

変動金利の魅力は、この「低金利による返済負担の軽さ」。特に借入当初の数年間は、固定金利よりもかなりのメリットを享受できます。将来的に金利が上がらなければ、変動金利の方が総返済額も少なくなります。

しかし、金利が上昇すれば、当然返済額も増加します。特に2025年以降は、日銀の利上げが現実味を帯びており、「変動金利はずっと安い」という前提は崩れつつあります。変動金利を選ぶなら、将来の金利上昇リスクを想定した資金計画が欠かせません。

 

■ 固定金利の安心感とその価値

一方、固定金利の最大のメリットは「返済額が一定で、将来の見通しが立てやすい」ことにあります。特に今後の金利上昇が懸念される局面では、現時点での低水準の金利を“固定”しておくことが、長期的にはコスト削減につながる可能性もあります。

また、教育費や老後資金など、将来的な出費が明確に見えている人にとって、変動の少ない固定金利は安心材料になります。「多少金利が高くても、将来の金利上昇リスクを回避したい」と考える人には、非常に理にかなった選択肢と言えるでしょう。

■ 2025年、今が「買い時」と言える理由

さて、「今は不動産の買い時なのか?」という問いに対しては、筆者は「条件によっては“買い”」と考えます。

その理由は以下の3点です。

金利が本格的に上がる前のタイミング
日銀は2024年にマイナス金利を解除し、今後は段階的に金利を引き上げると見られています。実際に金利が上がりきる前に住宅ローンを組めば、比較的有利な条件で長期の資金調達が可能です。

供給過多による価格調整のチャンス
一部のエリアでは、新築マンションや戸建ての供給がやや過剰になっており、価格交渉がしやすい状況になっています。中古市場も含め、今後価格が下がる可能性のある物件も出てきています。

将来的なインフレ対策としての「実物資産」
物価上昇が続く中、現金や預金だけでは資産価値が目減りするリスクがあります。不動産という実物資産を保有することは、インフレに対する一定のヘッジになります。

■ 自分に合った金利タイプを選ぼう

固定金利か変動金利か、それは単なる「損得」だけではなく、「自分のライフスタイルやリスクへの許容度」にも深く関わる選択です。

たとえば、将来の収入に不安がある場合や、子育てや教育費などの支出が見込まれる家庭では、固定金利のほうが心強いでしょう。一方、共働きで安定した収入が見込める世帯や、繰上返済の計画が明確にある人なら、変動金利で低コストを狙う戦略も十分に合理的です。

大切なのは、「いまが買い時」という情報に流されるのではなく、「自分にとってのベストな選択は何か」を見極めること。

■ライフスタイルは家庭によって違います!

住宅ローンの金利タイプを選ぶ際、重要なのは単に「月々の返済額」だけを比べることではありません。むしろ、将来の家計全体を見通し、「無理のない返済」と「安心できる生活」を両立させる視点が不可欠です。

そこで弊社では、お客様一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添いながら、住宅ローンだけでなく、生活費や三大資金(教育・住宅・老後)を含めたトータルな資金計画をご提案しています。

たとえば、お子様の進学時期にかかる教育資金や、ご夫婦の定年後の生活設計など、将来の大きな支出を見越したキャッシュフローを一緒に作成。その上で、無理のない住宅購入予算を導き出し、安心して不動産購入の判断ができるようサポートいたします。

さらに、実際の面談ではキャッシュフローグラフを視覚的にご確認いただきながら、どのタイミングでどれくらいのお金が動くのかを明確にご説明します。これにより、「住宅を買っても生活は回るのか?」という不安を解消し、「未来が見える住宅購入」を実現しています。

物件のご提案においても、こうしたライフプランを前提にしているため、単に“予算内の物件を探す”のではなく、将来の安心まで含めたご提案が可能です。

■安心、安全な不動産探しをするために、まずはお問い合わせください♪

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