利上げムードでも住宅が売れるワケ
2024-10-10- トップページ
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2024年10月、住宅ローンの変動金利が17年ぶりに引き上げられました。この利上げは、金融政策や国際経済の影響を受けており、住宅購入を検討している方々にとって大きな関心事となっています。金利が0.15%上昇し、今後さらに上昇する可能性がある中で、多くの人が不安を抱いているでしょう。
しかし、そんな利上げムードが漂う中でも、住宅は驚くほど売れています。一体なぜでしょうか?その理由をいくつかの視点から見ていきましょう。
低金利時代の終わりが見えてきたため、今がチャンスと捉える心理
金利が上昇し始めたことで、「今後さらに金利が上がるかもしれない」という不安が広がっています。これにより、「金利がまだ低いうちに住宅ローンを組んでおこう」と考える人が増えています。特に、優遇金利が適用される期間内であれば、今が最も有利なタイミングだと考える購入希望者が増加しています。
団体信用生命保険(団信)のメリット
住宅ローンを組む際に加入する団体信用生命保険(団信)は、ローン契約者が万が一の事態に陥った際に、残債を肩代わりしてくれる保険です。若い時期に住宅ローンを組めば、健康状態に関する条件が緩やかで、保険料も比較的安くなります。特に、持病がなく健康なうちにローンを組むことで、より手厚い保障を受けることができるため、団信の存在が住宅購入を後押しする要因の一つになっています。
コロナ禍によるライフスタイルの変化
リモートワークが普及したことで、住環境を見直す人が増えました。都市部の狭いマンションよりも、広い家や郊外の住宅を求める動きが活発化しています。このようなライフスタイルの変化に伴い、「今、より良い住環境を確保したい」という需要が高まっています。
住宅支援策や税制優遇
政府は、住宅購入者を支援するための税制優遇や補助金制度を充実させています。例えば、住宅ローン控除や、子育て世帯向けの支援策などが利用可能です。これらの政策を活用することで、初期費用や税負担を軽減し、より多くの人が住宅購入に踏み切るきっかけとなっています。
インフレと建設コスト上昇への懸念
昨今のインフレや建設資材の価格上昇も、今住宅を購入する理由の一つです。建設コストが今後さらに上昇すると予想されており、「今のうちに家を買っておこう」という意識が強まっています。住宅価格が上がる前に購入を決断する人が増えているのです。
金利上昇という逆風にもかかわらず、住宅が売れ続けているのは、これらの要因が複雑に絡み合っているからです。低金利時代が終わりに近づくという心理的な圧力、団信の保障メリット、リモートワークをきっかけにした住環境の見直し、そして政府の支援策やインフレによる価格上昇リスクなどが相まって、今が住宅購入の「タイミング」だと捉える人が多いのです。
当社リアルパートナーズは、不動産の専門知識を持つファイナンシャルプランナー(FP)が在籍しており、お客様一人ひとりの状況やニーズに合わせた最適な提案を行います。住宅ローンの利上げやライフスタイルの変化など、様々な要因を考慮しながら、お客様に最もピッタリな不動産をご紹介いたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。
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